暗い北道路の間取り、採光はどうする?
Simpolo_Ceramics / Pixabay

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北側はやはり日差しがない

3Dマイホームデザイナーで間取りを作っている。かれこれ10通りは作っている。おかげさまで作るのにも慣れたのでサクッと描けるようになった。
描くのは簡単だが、描いた間取りを気に入るには時間がかかる。その条件の1つが採光だ。
3Dマイホームデザイナーを使う前はほとんど気にしていなかった。採光は断熱性能並に快適性の最重要ファクターであるのに。
そして北道路3方囲みではどう頑張っても直射日光を取り込むことが難しい。特に1階リビングは。北側でも自然光(空で反射した光)なら入るっちゃあ入るんだけど。
おしゃれな家が目的ではないし、天窓や吹き抜けで熱ロスが出るのは望んでいない。シミュレーションでは明るかった、建ててみたら暗かった、というのも困る。

ローコスト後付け採光

そこで考えているのが「光の拡散・反射」と「反射光の取り込み」による採光だ。直射日光が少しでもあればいいものと、周囲の反射光をより多く取り込むことができるものがある。
まず直射日光を利用してみる方法。直射日光は当たる部分を眩しく照らす代わりに、それ以外の場所を暗く感じさせる。
そんな直射日光も拡散させたり反射を利用すれば、眩しさを抑えて拡がりのある明るい光にすることができる。
後付けで取り付け・施工できる商品も存在するから、世の中捨てたもんじゃない。

ネフライト

ネフライト

ネフライト

特殊な繊維で直射日光を拡散させ、部屋を明るく照らす生地。ロールスクリーンとシェードカーテンの2タイプがある。
メーカーサイトでは使用前後の比較写真があるので参考にしたい。結構明るく照らすことができそうだ。

天窓気分

天窓気分

天窓気分

WBSで以前に放送されたらしい。アクリル板にレーザ加工でプリズムのようなカットを施し、ここに当たる下方向の光を上向きに反射(というか屈折)させるというもの。
これにより天井に光が当たるので、あたかも天窓のような気分になる。いいネーミングだ。
これと併用して天井に光を拡散させるなにかを取り付ければ、部屋全体をボンヤリとでも明るく照らすことができるかもしれない。

3Mのフィルム

3M太陽光屈折フィルム

フィルムを窓の内側に貼ることで、太陽光を屈折させて、天井を明るく照らしたり、部屋の奥を明るく照らすことが出来ます。採光ブラインドなどの他の方法に比べて、すっきりとしたデザインで、自然採光を実現できます。

3M太陽光屈折フィルム

3M明るさ向上フィルム

一般的な白色塗装面、壁紙の反射率を大幅に上回る、反射率95%(代表値)の光拡散フィルムです。天井や壁面に貼るだけで床面照度、壁面輝度を上昇させることが出来ます。

3N明るさ向上フィルム

3Mの各フィルムを組み合わせることで反射と拡散ができそうだ。これがもっともシンプルで効果が高いように思う。実際に試していないので憶測も入るが、サンプル購入ができるならすぐに試したいところだ。

周りの建物に反射した光を利用する

超現実的にはこれ。場所によってはこれすら難しいかもしれないが、窓を設置することでいくらかは稼げる。西日の直射より反射を取り込めば、かなりの長い時間明かりが取り込める。

サンプルを買ってみよう

家を建てる前でもサンプルをいろんな部屋に試すことはできる。市販されていない場合でも、施工している会社に当たってみるべきだ。
我が家でもなんとかサンプルを入手して、間取りの完成に近づけたい。きっと意味があるから、さて行動だ!
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