ヨガじゃない、ムガ、無我。般若心経 ✕ 散歩がかなりイケてる。
散歩

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ユルイようで真面目な仏教本

般若心経というものを聞いたことはあるだろうか。よく写経に用いられる仏教の経典だ。
大乗経典のなかでもっとも短いのが般若心経らしい。短いけど濃い。
様々な訳や解釈があるようだけど、私は昔にたまたま出会った「アウトドア般若心経」が好きだ。
著者であり仏教への関心が高い、それでいて身近な存在のみうらじゅんさんは、
「自分さがしではなく、自分なくしが般若心経の真髄」
と著書で述べている。
その解釈を一部引用すると、

「何かに夢中になっているとき、そこに自分はいない。」

「”自分って一体、何なんだ?”いくら考えても答えが出ないのは、
そんなものは初めっからないからなんだよ。」

「ただ歩こうよ!意味を求めずに今を生きよう。」

なんともシンプルでカッコイイ。

般若心経、らくらく暗記術

そんな般若心経、タイトルを含めると278文字。短いようで覚えるのはなかなか難しい。
でも私のような凡人は楽をして覚える方法を探すのが得意だ。そこで以下を揃えてみた。

般若心経縦(暗記用歌詞カード)

宗教と音楽は相性が良いなんて聞いたことがある。実際に私も音楽で覚えられた。
しかも3日で慣れてしまった。音楽、すごいね。
色々なアレンジ曲があったけど、上のアレンジが自分には合っていた。合わなかったら他のアレンジを探すといい。
私が覚えるのに使った自作「暗記用歌詞カード」を用意したので、暗記に興味がある人はぜひ使ってほしい。ただし上のダンスホール・レゲエバージョンに合わせてある。
しかしまあ、ダンスホール・レゲエバージョンて。般若心経なのに。

散歩する

私は昼休みに散歩を習慣としている。眠い時も散歩をすると目が覚めるし、歩いていると何かしら発見がある。
ここに般若心経を合わせると、ひたすら頭を使っているようで何も考えていないような不思議な感覚になる。瞑想ってこういう事なんだろうか。
やり方は散歩しながら先の動画の音楽でもいいし、普段聴いている好きな音楽でもいいので聴く。聴きながら覚えた般若心経をリズムに合わせて唱える(脳内でもオーケー)。
これで延々と歩ける。歩くほどに無我に近づける(気がする)。登山にも良いかもしれないね。
イヤホンを忘れた時は脳内リピートだ。
ただし人前で声に出すとあらぬ事が起きるのでそこは注意。
また良くも悪くも色々と忘れることもあるかもしれないので(時間とか)それも注意が必要だ。
この散歩、ただ歩いた時よりも充実感が大きくなる。いつか本気で何か悟れるんじゃないかなと期待しています。
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