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まずは自分を納得させる
電車の暇つぶしには読書がいい。それも電子書籍がいい。かさ張らないからね。
いろんな本が読みたいなら、自炊で電子書籍化。本なら図書館で借りることもできる。
そしてスマホと自炊アプリと撮影用スタンドがあれば最低限は効率良く自炊ができる。
と、ここまでは以前の記事にも少し書いた。
でも売っている電子書籍と比べると角度がまっすぐでなかったり切り抜きが出来てなかったり、少し気になってしまうと思う。
でもね、本についてはキレイな状態に満足するより「キレイでなくても読めるモノを繰り返し読む」方が知識として身に付くと思うんですよ。
だから自炊の出来はさほど気にしなくていい。妥協はあっていいのだ。
それでも質を上げたい
とは言え、読むことにストレスを感じてしまってはよろしくない。
例えば文字そのものが見辛いとか、文章が斜めになっているとか、余白が広すぎる(切り抜きができてない)ために全体的に小さく表示される、などだ。
これらは自炊とはいえ質の向上で解消したい。
それを解決するのが「camscanner」というアプリだ。
バッチ処理で作業一括
このアプリは有料(無料版は制限あり)だけど¥230と高いものではない。むしろ安い。
自炊に使える機能は
- 自動でトリミングして
- 自動で画質を整えて
- 大量の画像でもバッチ処理ができる
というものだ。
バッチ処理は簡単に言えば一定条件で複数のファイルを一括処理する、というもの。
例えば「自炊サポート」で効率良く書籍を画像にしたものを、camscannerにまとめて送れば全て自動で切抜きと画質調整をやってくれるわけだ。
ただし撮影の条件で切り抜きが上手くいかない場合もある。
例えば白いテーブルで本を開いて撮影した場合。本とテーブルのコントラストに差があまり無いため、アプリが「本とテーブルの境界」を認識できず、テーブルを本の一部と認識してしまうことがある。
また見開きで撮影する場合、左右のページの明るさ(光の当たり方)が異なると、明るい方だけページとして認識することもある。
なので撮影は均等に照明を当てて、濃い色のテーブルや紙とは極端に色の異なるシートの上などで行うのが良い。
もしトリミングが上手くいかなくても、アプリでは1枚づつ簡単に調整できるから大丈夫。。
画質も「自動」「オリジナル」「低品質鮮明化」「高品質鮮明化」「グレー」「B&W(黒白)」「B&W2」の7種類から選べるので、用途に応じた使い分けができる。
裁断機やスキャナーは不要
私は以前はキレイに裁断して1枚ずつ自動でスキャンしたいと思っていた。
でも読めるレベルならいいんだと、妥協した。機材を買えばコストもスペースも余計に必要だしね。
自炊サポートとcamscannerの組み合わせなら借りた本でも電子書籍化できるし、なんなら仕事の書類もある程度PDFとして使えるだろう。
完璧を求めたらコレクターになってしまう気がする。やはりアプリで自炊がいいんではないかな。