メッセンジャーバッグ 背中が蒸れない方法 holdonは使える!
これは使える「holdon」

Contents

結構マシになってきた

今回の挑戦、結論からお伝えしよう。

ムレ軽減効果アリ!

良かった点

  • 一定の蒸れは解消できた
  • 見た目がスッキリした
  • 完全なマウントシステムが整った
  • 悪かった点

  • フィッティングはそれほど良くない
  • 素材が硬いためシャツなどが傷むかもしれない
  • 量や重さによっては効果が下がる
  • やはりトレードオフは存在する。でも今回は次につながる光明がさしたようにも感じている。

    パーツが重要

    では今回の挑戦、時系列的に見ていこう。

    holdon。4個入り。

    まず用意したのはDIYショーで発見した「holdon」というクリップだ。画像で見るとわかるが、2枚のプレートで構成されている。

    これは使える「holdon」

    片方はループが付いていて、もう片方はテーパー状になっている。これらを組み合わせるとそれぞれが「クサビ」の効果でガッチリ締まる。

    まさに「クサビ」

    この仕組みで生地などをしっかりはさめる。2枚のプレートがちゃんと組み込まれると2つの穴が重なるんだけど、ここに紐など通して引っ張るとさらにクサビが締まる。

    引っ張ると締まる

    はさめる厚さは1.5mmとなっているが、プレートの隙間に入ればもう少し厚くてもはさめた。
    次に用意したのは以前の記事にも書いた、ゴルフクラブの整理に使う「ネトロンプロテクター」だ。これをバッグの背面より少し長いくらいのサイズに切る。

    ネトロン。

    そしてカット部が尖ってしまうので、筒の内側に丸めこんで処理する。

    先端を丸め込んで取り付け

    ではこれらを組み合わせる。「holdon」をバッグ背面の任意の高さに左右ひとつずつ、計4つ取り付ける。

    これを左右に付けます

    しっかり締め込んだら、ネトロンプロテクターを左右のholdonに差し込む。少し長くカットしているので、長すぎたらもう少し筒の内側に丸め込む。
    最初はこんな感じになった。

    平行に配置

    そして何回かフィッティングしてみて調度良い取り付け位置を出してみる。するとこんな感じになった。

    斜に構える。意味が違うか。

    上部ネトロンは効率よく排熱させるため、フラップの動きが伴うギリギリの高さに合わせた。

    上部の排熱に。

    また下部ネトロンは背面が「面接触」しにくくなるように斜めに取り付けた。なので多少背中から浮いている。

    下部はちょっと浮いちゃう

    効果はあり。

    実際に歩いてみると良くも悪くも効果はあった。まず見た目は背当てが付いているようには見えない。
    バッグを下ろしても純正風に見えて違和感が少ない。
    排熱は温度を測っていないので体感だが、面接触しにくいので発熱が少ない分、温度上昇を感じなかった。
    ネトロンプロテクターが変形しないで動きについてきてくれれば、空気の通り道ができるので排熱も充分にできると思う。
    ただし荷物の入れ方や重さ、ストラップのテンションなどでネトロンが潰れたりすれば面接触してしまうだろう。ネトロンが潰れない対策は必要かもしれない。

    フィッティングは違和感あり

    当然だが背面はフラットにはならない。違和感は必至だ。ネトロンは筒としては変形するくらい柔らかいが、表面はそれなりに硬い。
    潰れて偏平になれば違和感は少ないが、それは排熱も効果が下がることを意味する。
    これの対策としては、holdonとネトロンを増やして背面を一面ネトロン化するくらいだ。
    それが出来たとしても、ネトロンの硬さで着ているシャツが傷む可能性がある。やはりトレードオフ。

    方向性は示した

    今回の挑戦は完璧ではなかったが、排熱効果と「holdon」という背面のマウントとして優秀なパーツが発見できた。
    これにはフックやカラビナなどが付けられる。なのでネトロン以外の素材だって取り付け可能だ。
    背面の動きに対応ができる通気性素材との組み合わせで、より性能の高い排熱システムができるかもしれない。
    よって更なる研究を続けます。次回もお楽しみに。
    おすすめの記事