頭良いね。だからストレスが多いんだよね。溜めないシンプルワークについて
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ストレスの原因は発達した脳のせい

わりと真面目にストレスについて考えてみた。
そろそろ不惑を迎える。それくらい生きてきたけど、ストレスはまだまだある。
それでもいろいろと体験して、ストレスを少なくできる方法が自分なりにわかってきた。
ストレスを言い換えると不満、「満たされない」ということを感じる事だ。
そしてこの感覚は高性能な私達の脳のせいで起きている。しかも無意識でも働いている。

情報処理がされ過ぎる

ストレスの原因を何となく挙げてみる。

  • 何かが欲しくなった
  • 何か不快と感じるモノを目にした
  • 漠然とした不安がある
  • 理由の知れた不安がある
  • 叱責される
怒りや不安が付きまとっている。
何かが欲しくなった時、その「何か」を得られていない不満が存在している。
不快と感じるモノを見た時、体では脳が不快と判断し、解消しようと更に不快なモノに注意を向ける。それを排除する欲求が起こり、感情は力が出るようにと怒りに近づいていく。
漠然とした不安がある場合、大抵はまだ自分に降りかかってすらいない心配事をメディアで見聞きしてしまっている。それを勝手に脳が未解決問題としていくつも処理する。
処理したところで解決方法があるわけもないのに。だって自分に起こってないことなんだから解決しようがない。
理由の知れた不安があるというのは、問題の先送りをしている。不思議なものでいつまで経っても先送りしてしまう。
行動を起こしさえすれば早期解決ができたりするんだけど、脳は「(何かにトライして)うまく行かなかったらどうしよう」といつまでも無駄な迷いを続けるから動けない。当然満たされない。
叱責されるというのは誰にでもあるだろう。とはいえ叱責されるには理由がある。それを理解できれば解決につながるから気にしないほうがいい。
あの時ああしておけばよかった、そうすれば怒られることもなかった、などと考えると出来なかった自分に満足ができていない状態になる。
どうだろう。満たされない時っていろいろとマイナス感情の情報処理が起きていて、しかもそこに意識が集中するようになっている。
ストレスが増幅されるんじゃないかと思うんだよなあ。

考えるな、だいたい大丈夫。

ではストレスが解消したと感じる状況を思い出してみよう。
先に挙げた不満を解決できたときだろうか。それもある。でもちょっと違う。
もう少し広く考えてみよう。不安や不満を意識してない時、ストレスを感じていないのでは?
例えば翌日に大切な商談があるとする。準備は出来ているが、緊張は拭いきれていない。ちょっと不安だ。不安なんだから当然満たされていない。
ふと机を見ると読みかけの本がある。これがとてつもなく面白い本で、開いた途端についつい読んでしまう。
さて、読んでいる間に不安を感じるだろうか。
意識が本に集中するように仕向ければ、つまり不安を考えなければはストレスはない。
ということは、満たされるというより「空っぽ」になればいいのだ。なんだか不思議。
不安が解消したとして満たされれば、満たされていないことに意識が向いてしまう。コレが欲しくてコレを手に入れた、そしたらアレが欲しくなった。そんな繰り返しだ。

空っぽになる方法

実は完全に空っぽになる方法はまだ見つけられていない。寝ているときは無意識だけど、脳は働いているらしい。
せめてこれ以上不満を感じないようにする方法はないか。ある。2つある。
1つは面白い本を読むなど、楽しいことに没頭することだ。それ以外に意識が向かないから、不満に対してはある意味空っぽになっている。
もう1つはシンプルなルールに従うことだ。ルールは何でもいい。例えば私の場合「自分が楽しいと感じないものはすべて無価値である」というものさしで判断する、という極端なルール。
なかなか高等テクニックのように感じるかもしれないが、楽しいこと以外に適用すると効果が高い。
先に挙げた5つの例に遭遇したら「無価値」と頭の中でつぶやくのだ。無価値はどうでもいいこと。そう脳にインプットされれば不満にならないで済む。
全てはどうでもいいこと。ほら、空っぽに近づいてきた。

長く書きすぎた

なんとなくはわかった、でもどうしても仕事でストレスが溜まってしまうというのが実のところだ。「無価値!」とも決めつけられない。
これとのつきあい方はそれこそ一生モノなんだろうけど、やっぱり適性な仕事を適量こなす環境に身を置くしかない気がする。
ストレスという今回のテーマに沿った導きとしては、楽しめることに関連する業務に就くことだ。もしくは没頭できるサイドワークを持つ。
今の仕事がどうしても無価値に思えるならその通りなんだと思う。没頭できる要素がないならきっと身にならない。
でもその辺の話はまたの機会にしよう。かなり重要だからね。それを書くにはちょっと長くなりすぎた。ではまた。
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