Q. テーブルがほしいのですが、軽くて使えるやつないですか?
A. ULフォールディングテーブルがおすすめです。感動的です。
A. ULフォールディングテーブルがおすすめです。感動的です。
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思考は現実化する
おチビが我が家に来てくれて3年と幾月。苦労と喜びが毎日ついてきます。
そう言えばこのところキャンプには行っていません。本当は2泊3日くらいで旅行に行って、そのうち1泊はキャンプで、なんて思っているのですが、おチビが風邪を引いたり妻が仕事だったりとタイミングが合いません。
しかし今年は年末恒例の野郎キャンプ(ソロキャンパーの集まり)には行かせてもらえることになり、まだ早いのですが支度を開始しました。今年は行こうと思っていたので、早くも現実化しました。
最近考えているのはUL装備なんですが、究極に軽いコンパクトなテーブルがほしいと思っていました。思考は現実化すると言われますが、ちょうどそのタイミングで同僚が「スタンディングテーブル」というものを教えてくれました。
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座りっぱなしのデスクワークは健康に良くない、立って仕事をしてもいいじゃないか。私がそう思って近くにあった空の段ボール箱をパソコン台に使っているのを見て、おすすめしてくれました。
おお、こんな収納方法があったのか!これはPC用だから、天板がない構造。これに天板をつけたらコンパクトに折りたためるテーブルが完成するな。
しかし問題がありました。重いんです。惜しいかなこの重さ。Mサイズで835gだって。重いですー。
自作のアイディア
スタンディングテーブルを発端にUL折りたたみテーブルを探し始めました。今までも探してきて自作もしてきましたが、及第点とには至りませんfでした。
最も参考になったのが私が愛用しているT's stoveさんが公開している「プラダンテーブル」です。すべてプラダンで作っています。
これは素晴らしい発送です。ULとしてだけでなく、手に入りやすい素材で作ったところが優れています。私もすぐに作りました。
問題点はプラダンの柔らかさです。テーブル構造としては問題ありませんが、使って収納してからバッグに入れて持ち運ぶときにプラダンが折れ曲がりやすいんです。素材の特性もあるので仕方がありません。
手に入りやすい素材で少しでも硬いものにすると重量が増してしまい、材料費もアップ。構造がシンプルなのに残念です。素材次第では最高のULテーブルとなる可能性が高く、引き続き温めておこうと思っています。
よくぞ作ってくれました!
しかし今回は及第点にたどり着くことができました。これも思考の現実化ですかね。
その商品がこちら。カスケードワイルド ウルトラライトフォールディングテーブル。
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最大のメリットは軽さ。本体重量はなんと実測で66g!これぞUL!
プラダンのようですが、それより硬い材質で出来ています。そのため華奢に見えても耐荷重4kg。耐熱温度160℃とのことです。すごくタフですよ。
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ネット上ではSOTOのフィールドホッパー ST-630と比較されています。取り出してからの簡便性やステンレスだからこその耐熱・耐久性は敵いません。しかしホッパーは390gあります。とは言えこれはすごく頑張ったと褒められる重量です。
しかしULテーブルはその1/5。圧倒的な軽さです。
ここに①シェラカップ50g、②大好きなインスタントコーヒー2g、③アルコールストーブセット95gを加えてもたった211g。ざぶとん37gを足しても250gを切ります。これなら「ちょっとコーヒーでも飲みに出かけるか、外に。」という気分にさせてくれます。
ソロキャンプにも充分使えるでしょう。今年は何を調理するか、そもそも調理しないメニューかもしれませんが、シェラカップ3つも乗せられればいろいろ楽しめます。
完成度は80%。でも満足
この商品が優れているのは軽量化と言うよりは1ピースで仕上げたデザインにある気がします。先に紹介したプラダンテーブルは、構造上どうしても分割する必要があります。
ULテーブルは1ピースなので、収納サイズが一定であり、素材も硬質なので破損リスクが少ないと考えられます。
多少、フックの留め・外しが固い気もしますが、マスプロダクトとしては満足できる作りです。マスプロダクトであることも利点かもしれません。構造もシンプルなので個体差は少ないんじゃないかと思います。
強いて言えばサイズ展開もありなんじゃないかな。もう少し大きければ家族で使えて、それなりに軽いので持ち運びが楽だと思います。まあ不満ではないです。
発展系を考えられる逸品
つまりこの構造を利用すればサイズアップは容易だと言えます。私が目指すのは例えばバーベキューで人が集まるときに使えるサイズ。5〜6人用でしょうか。
今まで定番はアルミ製の折りたたみテーブルでした。アルミとは言え、結構重いしかさばります。
ULファミリーテーブルくらいになってもニーズはあるんじゃないでしょうか。作ってみようかな。
そこまでサイズを大きくしなくても、ULテーブルの倍くらいでも複数用意すれば問題ないかもしれませんね。
アイディアというのは新しいものより「すでに在るものを組み合わせる」ことでイノベーションと呼ばれることがあります。
よく見たら、「ホックで2台繋げられるよ」と書いてありました。なるほど、収納時の固定だけではなく連結にも使えたのか。なんてスマート。少々のサイズアップは不要かな?
このULテーブルはすでにイノベーションかもしれませんが、私はかなり感銘を受けましたので、リスペクトしつつそれでもサイズアップを図りたいと思います。ファミリーサイズがやっぱりほしい。
しかし良い買い物をしました。プラスチックでできていますが、愛着もあって長く使えそうなので、これはこれでいいと思います。