
料理って、思った以上にハードな仕事だと思うんだよね。立ちっぱなし、献立考え、栄養も気にして、しかも毎日。「今日は休みます」が通用しない、ほぼ強制労働みたいな仕事。
でもその中に、いつものルーティンがあるじゃないですか。炊きたてのご飯とか、お湯注ぐだけのみそ汁とか。飽きないし、楽だし、でももうちょっとだけ美味しく食べたい。しかも手間は増やしたくない。
そう思ってたら、答えが薬味だった。
切るだけ。それが全工程。
名店「分とく山」の本に「基本の合わせ薬味」というレシピがあって、それをベースに自分流にポンコツ化して再現してみた。まんまは載せられないので、テヌキスト版に変換してお届けします。
材料は基本5種。全部切るだけ。
- 万能ねぎ → 5ミリ幅に刻む
- みょうが(1パック)→ 縦に割って薄く刻む
- 大葉(10枚ほど)→ 重ねて極細切り
- カイワレ大根(1パック)→ 根側を切り落として真っ二つ
- 生姜(ひとかけ)→ 皮を剥いて細切り
テヌキストとしては最初、3種で攻めるつもりだった。最小限、安上がり、おすすめは万能ねぎ+みょうが+カイワレ大根。辛味と苦味のバランスが、ふだんの料理をちゃんと引き立ててくれる。
……今日は大葉もあったので4種にした。素材が揃うと欲が出る。これはしょうがない。
水に放り込んで5分。それが全工程(2回目)。
切ったら全部ボウルに入れて、5分ほど水に晒す。アク抜きと、シャキシャキ感の増し増しが、同時に終わる。難しいことは何もない。水を切ったら、フタ付きの保存容器にキッチンペーパーを敷いてその上にどさっと。これで冷蔵1週間いける。
作り置きできる。無添加。しかも安い。
何に乗せても正解になる。
卵かけご飯に乗せると、いつもの卵かけご飯じゃなくなる。みそ汁に散らすと、急に格が上がった気がする。豆腐に、蕎麦に、うどんに。あと、鯖缶やいわし缶との相性が、なぜかめちゃくちゃいい。缶詰の臭みをいい感じに消してくれて、薬味の香りと混ざると……なんか、料亭っぽい雰囲気が出てくるんだよね。
いや〜、すごいよね、薬味って。
ところで高級料亭って何?行ったことないから知らないんだけど、たぶんこういう薬味が出てくるんだと思う。知らんけど。
切って、水に晒して、保存容器に入れるだけ。これで料亭の気分になれるなら、かなりコスパいい手抜きだと思うんだよね。共感した人はどうぞ。

もっと知りたい人は分とく山さんの本も読んでみて。
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