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導入までの経緯をつらつらと
わたしは主に内勤なのでデスクワークが多いです。
たまに外にも出るには出るんですが、会社ではデスクトップPC、お客さんのところへは自前のMacBookを使っています。
画面サイズやモニター環境が異なるので文字サイズも違ったりします。
すると同じ資料でも見やすかったり、逆に思いっきり見辛いときもあります。
もともと乱視なもんで
視力はわりと良いほうで、右が1.2、左が1.5ありました。でも視力検査なんてあいまいですから、25%の確率で「見えた」ことになっちゃいます。
最大が1.5かもしれませんが、おそらく最低は0.9くらいに下がっている可能性は高いです。そして軽度ですが乱視なので、ある距離や角度でモノを捉えるとボヤケます。
肝心な文字が読めない時があります。
税込み税抜きとか。
んで左右で視力差があるので、どうも目が疲れやすく、さらに視力の低下を招く可能性があるんじゃないかと思えてきました。。
こいつはいかん。メガネかけるか
しばらくは裸眼でデスクワークしていましたが、ある時画面上の文字がぼやけるのと、瞼の痙攣が頻繁に発生するようになりました。
会社の近くに眼科があったので、念のため診てもらったところ、ドライアイと視力の低下がみられ、デスクワークならメガネを作ってみては?と勧められました。
左右で視力が異なるとモノを捉えるのに見えやすい眼が頑張ってしまうため、眼にはストレスがかかってるそうです。
しかもその間の瞬きも少なくなり、ドライアイになりやすいのだとか。ストレスがかかると瞼の痙攣が起こりやすいとのこと。
まだ視力は良いから、これ以上の視力低下を抑えるのにメガネをするのが良い、ということなんだそうです。
急にメガネかけろと言われるとショックですね。でも確かにそれもそうかと思いました。
ヘンテコな測定メガネをかけさせられましたが、レンズの処方箋を出してもらいました。
レンズって処方箋があればどこでも作れるんですね。勉強になりました。
初の度入りメガネ。でも実は欲しいものがあった
これまでサングラスは色々気になって調べましたが、メガネは買いたいと思っていたモデルがありました。
クリックリーダーです。
↑ clicshopより引用 スタンダードモデル
とある番組で火野正平さんが自転車に乗るときも肌見放さずに首元にかけている、「真ん中で分割できる」不思議なメガネです。
ブリッジ部分にマグネットが埋め込まれていて、使用時はカチッとくっついてメガネになり、使わないときはスパッと離して首元にぶら下げられるので、使いたいときにすぐにかけられる優れものです。
メガネをかけるならこれしかない!と思っていました。
ただ調べてみたらクリックリーダーって
「リーディンググラス」
なんですね。読書メガネ、つまり老眼鏡。
しかもネット販売ばかりで実店舗での取り扱いが極めて少ない。やっぱりメガネは試着しないとね。
探しました。
わりとすぐに見つかったので
店舗を探していると、近所ではないですが、秋葉原に見つかりました。
一瞬、行き慣れた雑貨やオモシログッズのお店かと思いましたが、めがねおーというメガネ専門店でした。
電話して「試着したいのですが、」と尋ねたところ、クリックリーダーはパッケージに入った商品なので、購入前提でという条件付でなら試着はさせてもらえるとのこと。
それって試着ではないよね。
でも実店舗があってクリックリーダーを複数揃えているお店ってなかなかないんです。私が購入した時期ではこのお店くらい。
まあ購入前提だったので、処方箋のレンズに交換できるかもちゃんと尋ねてOKをもらえたので即日お店に行きました。
サイズは人によるかも
いや、試着して良かったです。というのも日本人向きではない設計です、クリックリーダー。
まず欧米人のような鼻の高さがないと、メガネの位置が下に来ます。鼻に乗っかってる、歴史の教科書に出てきそうな昔の丸メガネみたいなポジションです。
↑ 名作推理アドベンチャーの登場人物。二人とも「乗っけ」
これは誰しも陥る罠です。
ちゃんとした位置にかけることは出来ます。ただ、その場合はレンズと顔の間の隙間が極めて狭く、必ずと言っていいほどにまつ毛がレンズに当たります。不快です。
対処法は後述します。
次に、これは最初から予想できたのでしっかり商品選びをしましたが、顔の幅が広いとスタンダードなモデルは窮屈です。私は顔が広いので「エキスパンダブル」モデルを買おうと思っていました。
(※現在本家clicshopでは取り扱いなし、クリックLサイズになってます)
なぜか。
レンズ側をフロントとすると、
エキスパンダブルモデルはリア側、つまり後頭部に横幅を調節できるアジャスターが付いています。その他のモデルにはおそらく付いていないはず。(クリックLサイズにはアジャスターがないみたいです)
また、スタンダードモデルと異なるのがテンプル。
スタンダードモデルはストレートテンプルですが、エキスパンダブルモデルは「リム」と「テンプル」との間にオフセットが設けられているので、その分最初から幅広になっています。
私はこれじゃないときっとかけられないと思っていたので、これを選びました。オフセットがちょうど良く、アジャスターもあって圧迫感はありませんね。
メガネがズリ落ちるんだわ
フィッティングで気がついたけど、やっぱり鼻が低いんでしょうね、普通にメガネをかけるとズリ落ちて乗っけメガネになります。
いったん、フレームを窮屈になるよう調整してしてずり落ちを抑えてみます。
そうそう、クリックリーダーはテンプルサイズは調整できるんです。上記の調整はこのテンプルサイズを短くして、リムが顔に近づくようにしました。
ちなみにレンズ交換も最短ではないですが、夕方に来店ても当日の営業時間内に処方箋通りのレンズに替えてもらえました。その場でかけてみて、丁度持っていた本のページを適当にめくって読んでみたら、
文字がブレない。さすが処方箋レンズ。
でもまつげの当たりがちょっと気になるんだよなぁ。それを避けると乗っけメガネになるしなぁ。
こんなのありますよってお店の人が教えてくれていた商品があるのですが、とりあえずこのままで試してみます、と告げてお店を後にしてしまいました。
買った喜びのも即日、買わなかった後悔も即日でした。
やっぱりまつ毛が気になる!
メガネ屋は会社近くにもあるので、言われていた商品を買いました。「セルシール」という商品です。
これは「鼻パッド」につける、シリコン製の「スペーサー」です。付けることでレンズと顔の間に隙間を保ちつつ、メガネが「乗っけ」にならない適正位置でかけることかできます。
クリックリーダーの必需品です!
これでストレスが軽減されました。
ん、軽減?
セルシールは消耗品
フィット感のストレスはなくなります。本当です。
ただし、名前の通り「シール」なのでいつか寿命が訪れます。これが残りのストレスとも言えます。寿命の症状はシリコンの「剥がれ」と「変色」です。
↑ セルシールが剥がれ始めました。見た目も黄色く変色して汚く見えます。
セルシールを使うなら、シールすべてを使うことをオススメします。
画像にある補強部分をカットして使用すると見た目はスマートなんですけど、シリコンのフチが多くなる分、全周にわたって指や肌、そのほかに接触しやすくなるため、接着が剥がれやすくなります。
私はこれまで2年間で3回のセルシールを交換していますが、初回は見た目重視で補強部分をカットしたため、半年くらいでシリコンの全周から剥離がはじまりました。
まあくっついている限り役割は果たしてくれますが、シリコンが剥がれるころには色もやや黄ばんできますので交換したほうが気持ちいいです。
剥離が始まると途端に変色を感じるようになります。2回目はシールをカットしないで使用して1年以上はもちました。
本格的にフィットさせるには
クリックリーダー+セルシールでわたしは充分ですが、もっとしっかりフィットさせたい方はメガネ店でクリングスと鼻パッドを加工して取り付けてもらうのもいいかと思います。
実は私も初回のセルシールが剥がれる頃に「これなら最初から鼻あて部分を加工してもらったほうがいいかもな」と思ってました。
ところが近隣のメガネ店をいくつかはしごして相談してみたのですが、どこの店舗でもこのフレームだとできないと断られました。
どうもプラスチック材質と塗装の面で加工ができないらしいです。
ネットで探していると加工してくれるお店もあるのですが、関西の方だったりするので気軽には行けません。
クリックリーダーだけ送って加工してもらうというサービスもあるにはありますが、実際にフィッテイングしながらでない加工は仕上がりがわからないので不安が残ります。
楽天にも加工してくれるショップがあるようです。一応リンクは貼っておきます。
【往復送料別】クリックリーダーの鼻盛り加工 【鼻パット/クリングスアーム取付】
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結局セルシールにした
はい、セルシールを継続しています。
ポスト投函でお安く販売しているショップが楽天にありましたので、しばらくはこのお店を利用してセルシールでフィットさせ続けます。
まとめます
今回は結構長い文になりましたが、まとめますと
・視力の維持のためにデスクワーク用メガネを
・クリックリーダーはいつでも手元にあって便利
・顔の幅が広い人はエキスパンダーモデルを
・ずり落ちるポジションはセルシールで対応
ということになります。
それと付け加えるなら
クリックリーダーは、知らないで初めて見る人が驚きます。それを見るのが楽しいです。まじです。
あと使うたびに火野正平さんを思い出します。