半袖よりも長袖のほうが涼しい?夏の暑さ対策について

Contents

私は暑さが苦手

初夏から夏にかけて日差しが強くなる時期、毎年のことだけど汗だくになってシャツが透ける。
一時期は半袖のシャツを着ていたのだけど、去年くらいから長袖シャツを着ている。

半袖だと日焼けする→黒くなった肌が熱を集めて暑く感じる、という気がしたのだ。

実際に計ったことはないが、暑さは大して変わらない。でも長袖だと紫外線による疲労は少ないように思う。
暑さ、何とかならないものか。

家の勉強してたら気がついたこと

家を建てるために色々な本を読む。大体断熱や気密性に目がいくのだけど、最後は「湿気」はどう処理するんだ?と思う。
答えは排出する、だ。
家にとって湿気は不要なもの。厄介なもの。
体の場合は湿気といえば「汗」だ。体は熱くなった時に汗を排出して、汗が蒸発する際の気化熱による冷却を図る。
だから排出とも違う。ものすごく効率よく利用している。

汗の蒸発のおかげでヒトは快適に過ごせる。ただの湿気ではないのだ。

透けるシャツは問題

ところでシャツが透ける状態ってどういうものだろう。
大量の汗が体から出たのはいいが、蒸発していないってことにならないか?少なくとも発汗に対して蒸発が追いついていない気がする。
この場合気化熱による冷却が進まないので、涼しくならないうえにベタついて不快だ。
ではどうするか。汗を蒸発させればいいわけだね。

速乾性の長袖、パーカーが役に立つ

一般的にワイシャツは綿と化繊の混ざった生地が使われる。一見乾きやすそうだけど、カラダに身に着けているとさほど乾きはよくない。
一方で速乾性の衣類は汗を吸収しやすく、それでいて身に着けていても乾きやすい。多分表面積がワイシャツのそれより大きいのだろう。
これを、たとえば例のワイシャツの上に着たらどうなる?と思って家にあったユニクロのドライパーカーを試しに着てみた。

昼間、日が照りつける中散歩してみると、暑くない。
正確にはホカホカしているのだけど、汗がワイシャツからパーカーに移動して外側でちゃんと蒸発している感じ。
気化熱による冷却がおきている。なので暑くない。
さらにパーカーの前のファスナー開けて風通しを良くしてみた。

すると袖や背中側は発汗して、それぞれ表で蒸発、カラダ前面は風を受けてちょうどいいという、なんとも絶妙な心地よさが生まれた。
パーカーが風でバタつくことももちろんあるが、それによって気化が促進されていることもあるだろう。普段より1枚多く着ているのに、とにかく心地よい。
さらにパーカーにはフードが付いている。フードをかぶれば髪の毛が熱せられることもなく、一方では頭皮からの汗が吸い上げられて蒸発するので、これも涼しいのだ。
だが気温と湿度によっては汗が気化しきらない状況も考えられる。特に梅雨時期だ。

その場合はシャツの素材を選んで、暑ければ半袖というチョイスがいいかもしれない。気化しなければ意味がない。

しかしながらこの速乾性のパーカーとの組み合わせ、紫外線も含めた暑さ対策にはかなり有効である。
仕事中はなかなか難しいひともいるだろうが、せめて移動中は試して頂きたいものだ。
ドライパーカー。これは年中使えるのでミニマル思考にも持ってこいである。
おすすめの記事