時代とともに技術は進化する。
え?もう発売からそんなに経ってるの?
コストコで出会った、小型スピーカーの話。
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感動の音が詰まった箱
先日の記事で電動歯ブラシ「子どもハピカ」について書いた。実は同じ日に感動したことがあった。
コストコの入口を入ってすぐのエリアには家電が置かれていたりする。そこから心地の良い音が聴こえていた。音楽ではなく「音」だ。
私の好きな音は低音。とりわけリズムと合ったベースの音だ。4つ打ちも良いけど、それより奥行きのある低音楽器の音が好きだ。
どこから聴こえているのかは分からなかった。周りには大型のLEDテレビがあるけど、どうも映像と音がリンクしない。
少し歩いたところにそれはあった。音が出ていなければ見過ごしていた。何せ小さかった。完全に疑うサイズだったから。
もうオーディオはこれだけで良い
何でこんなに小さいのに低音が気持ち良いのか。立ったりしゃがんんだり、立ち位置を変えたり。耳への距離や角度、音の反射を何度も確認した。
微妙な違いはあれど、心地良い。それは多分本体のサイズの小ささに圧倒されて感動を覚えたこともあるんだろうな。小さくて圧倒されるなんて、他に経験がない。
先の疑問などどうでもよくなっていた。スマホとSoundlink miniだけでオーディオは充分だ。
音響にこだわるなら高みを望めばいい。スペースとお金がが有り余っているなら機材を増やせばいい。
でもモノを増やしたくない、スペースも小さくしたい、持ち運びはしたい、いい音が欲しい、という条件であれば最高の友に違いない。
驚いたサイズは外形寸法が180×59×51mm(幅×奥行き×高さ)、重量は655g。多少重いけどこの音が得られるのなら、私はウルトラライトと呼びたい。
外でけたたましい音出すのは感心しないが、程良く音楽を聴くのは気持ちがいい。ソロキャンプならヘッドホン、少人数で集まって好きな音楽を聴くなんてときはコイツはイイ。
もうひとつ驚いたのは発売が2013年7月だという事。本当なら5年前に感動していたわけだ。鈍感な私はいま頃になって感動しているが、今も尚人気のあるモデルだ。価格コムのレビューでも評価が高い。
しかし2015年には後継機(Soundlink mini 2)が出ており、こちらは既に型落ち品となった。コストコでは大幅値引きだ。私は後継機にも追いついていなかったのか。
後継機との主な違いはハンズフリー機能とバッテリーの持ちと言ったところか。ハンズフリーは別に要らなければ後継機である必要はないかと。
とにかく試してみてほしい。
百聞は一見にしかず
本当はもっと書きたいけど専門家ではないので実感できたことだけしか書けないのが切ない。
もう少しだけ書くと、本体は付属のACアダプターで充電できる他に、同じくACアダプターを付属の充電スピンドルに挿せば手軽に充電できる。底面にマイクロUSB端子があるが、システムアップデート用なので充電はできないようだ。
バッテリーlowでは電源ボタンの上部に赤い電池サイン、充電中は黄色で点滅、充電完了で緑サインへと変わる。少し上品な、ゆっくりとした動作だ。
Bluetoothの接続は最初は少し時間がかかった。一度ペアリングを済ませた後はリンクがめちゃめちゃ速い。本体の電源を入れてすぐに完了する。
そして上品に感じたのは、音楽を流したままSoundlink miniの電源を落とすと、瞬間にプツッと音が途切れず、なんとフェードアウトする。上品。
あと音については好みが色々とあると思うけど、結構どこでも低音が伝わる。設置場所が金属でもしっかりで振動するし(メタルラックの上でもしっかり音が出る)、厚みのある木のテーブルでは振動は抑えられるが反射が起こり、設置場所より少し高い位置でいい音に聴こえた。
部屋の真ん中よりはやはり角や壁際のほうが低音の伝わりは良いと感じる。壁が薄い部屋の場合は少し気を使う必要があるかもしれない。
とにかく音だ。低音だ。心地よさだ。マジで、良いです。もう、オーディオシステムは要らない。