買う前に知っていれば
インスタントコーヒーは誰にでも淹れられる、そう思っていた。でも美味しく淹れるには方法があった。
なんでも「水で溶かす」のが良いらしい。
インスタントコーヒーは一度豆から淹れたコーヒーをフリーズドライして水分を取り除いたもの。実は高度な技術の結晶だ。
そんなインスタントコーヒーにはデンプン質が残っている。デンプン質はお湯に触れると変質する。ダマになる。片栗粉みたいに。
お湯で淹れると溶けているように見えて実は溶けていないらしい。この状態だと雑味が出る。
水で溶かしてお湯を加えると確かに美味い。苦味と酸味が程良く合わさる。お店の味になるわけではないけど、これまでのインスタントコーヒーではない味だ。
なんと言うか、雑味がない。お湯だけで淹れると、インスタントコーヒーの味だと分かる。つまり雑味がある。これはすごい発見だ。
ただし少量の水で溶かすのは難しい。参考情報ではコーヒー1杯分にティースプーン1杯の水で溶かす、とあった。
でもこれだと乾燥したインスタントコーヒーは溶けない。むしろ大きなダマになる。ティースプーンにこだわらず、溶けるまで水を加えたほうがいい。
そして温度管理を気にせずに熱湯を注ぐ。そうすれば抽出時の適温「90度」に近づく。
実際には抽出なんて既に終わっているので気分だけだ。温度はあまり関係ないと思う。
これならいちばん安いインスタントコーヒーを買えば良かったか。ミドルクラスのコーヒーを買っちゃったよ。
とにかく粉ものインスタントコーヒーは水で溶かしてからお湯を加えれのが良い。
この方法、デンプン質の件でその他のインスタントにも使えるらしい。コーンポタージュとかね。今度やってみよう。